土木作業員の年収は?
土木作業員の年収を求人から分析すると、ボリュームゾーンが400万円台が多く、次いで300万円台になります。
国内の平均年収が400万円台であることを考えると、平均よりやや低めの年収になる可能性があります。
ただし今回の分析では、未経験から土木作業員を目指す人と、重機などの免許やスキルのある人を区別しておらず、
免許やスキル次第では平均以上の年収を得ることができるはずです。
土木作業員になるには?
土木作業員になるのに資格や学歴は問われませんが、
多くの作業員や職人と一緒に働くため、協調性やコミュニケーション能力は必要になるでしょう。
多くの求人が未経験者も応募可能で、そのような場合は土工からのスタートになります。
アルバイトや契約社員の募集も多いので、積極的に応募してみてください!
機械土工を目指すには
未経験から土木作業員になった後で多くの人が目指すのが重機などを扱う機械土工です。
扱う重機により異なる種類の免許や資格を取得する必要があります。
ショベルカーを例にとると、車両重量の違いで資格は2種類に分かれており、
それぞれ、3トン未満が「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習」、
1トン未満が「小型車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の運転の業務に係る特別教育」を受講し、
実技の練習をする必要があります。
現場監督を目指すには
土木作業員として経験を積んで、さらに工事現場全体の進捗管理などを担当する現場監督を目指すなら、
土木施工管理技士の資格が有利に働きます。
土木施工管理技士の資格は1級と2級に分かれており、1級を受験するには学校で指定科目を修めた後で
3年から10年の実務経験(卒業した学校の種類により年数が異なる)があるか、
指定科目を履修していない場合には実務経験15年以上が必要です。
2級の受験資格は学校で指定科目を修めた後で1年から3年の実務経験か、
指定科目を履修していない場合には8年以上の実務経験が必要です。
いずれも出題方式は学科試験と実地試験で、平成28年度の学科試験の合格率は1級で55.0%、
2級48.3%で、実地試験の合格率は1級で36.7%、2級で29.9%でした。
土木作業員の求人傾向は?
土木作業員の求人には、日雇いやアルバイト、契約社員、正社員と多様な働き方のものがあります。
アルバイトから正社員になるといったケースも多いです。また、未経験者歓迎の求人も豊富です。