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2019.07.12

土木工事の仕事内容とは?

▶︎土木作業員とは?

土木作業員は、宅地の造成や道路工事、河川の整備、ダムの建設、

トンネル掘削といった土木工事の現場で働く作業員です。

機械を使うことが困難な現場で建設資材の運搬や穴を掘る作業を人力で担当する「土工」と、

重機などの免許を持って作業に従事する「機械土工」に分類することもあります。

職人のように特定の作業や特定の工事を専門にするわけではなく、

土木工事の現場全般で職人と協力してさまざまな作業を担当します。

▶︎仕事内容

土木作業員の仕事は、作業員としての経験や各種免許の有無により異なります。

傾向としては、若手や経験の浅い作業員は土工として荷物の運搬やコンクリートの撹拌(かくはん)などの力仕事、

補助作業を担当し、経験を積みながら重機の操作に必要な免許を取得して

機械土工となり仕事の幅を広げていくことが多いです。

▶︎担当する主な工事の種類

土木工事の現場ごとに必要な技能は異なり、工事の種類によっても仕事内容は変わってきます。

建物の建設工事では、躯体(くたい)と呼ばれる建物の構造体を組み立てる前の建設予定地の造成や杭打ちに携わります。

たとえば建設予定地の造成では、測量技術を持った作業員が位置や高低の基準を決めた後、

ショベルカーや掘削機械の免許を持つ作業員が土地を掘削し、さらに斜面が崩れないよう、

鋼板を地盤に打ち込む専用機械を扱える作業員が土留(どどめ)という作業をします。

経験の浅い作業員が担当するのは道具や土砂の運搬などの補助作業です。

オフィス街や住宅地など人通りの激しい場所での工事では、通行人の誘導や清掃作業に駆り出されることもあります。

なお、躯体の工事を担当するのは、とび職や鉄筋工、型枠工という特定の分野に特化した職人です。

道路工事では、傷んだアスファルトを剥がして再び舗装するといった作業や、

地中に埋設された水道管やガス管の交換、トンネル掘削に関する作業があり、掘削機械やロードローラーなどを利用します。

ロードローラーなどの重機を扱うのは

「大型特殊車両」や「締固め(しめがため)用機械運転者」といった免許を持つ作業員です。

その他の作業員は剥がしたアスファルトの撤去や掘り出した土砂の運搬、砂利敷設の補助業務などを担当します。

また、側溝や縁石の設置が必要になるケースでは、石工事の技術を持つ作業員が活躍します。

河川工事は、堤防の整備や護岸などを手がけます。水害後に復旧作業などを担当することもあるでしょう。

土砂を積み上げる作業や、擁壁(ようへき)を作る際のコンクリートを流し込む作業の補助などを行います。

景観を重視する現場では石積みの技法が用いられることがあり、石積みを担当する職人の補助を行うこともあります。

また、河川の氾濫などによる災害防止の役割を担うダム工事も、土木作業員が関わる工事です。

 

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